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内観療法を受ける(1)
2001年夏から1年間、夫の仕事の都合でアメリカに引っ越しました。
転地療法(環境のいいところで過ごす療法)になるかもしれないとは思いましたが、やはり全然知らない土地での生活スタイルや医療制度の違いに、大きな不安を感じていました。
知らないから怖いのだと思い、現地のことをいろいろ調べたりもしていました。
そこで、引っ越す前に、できるだけ体調を整えておこうと思いました。
そのひとつが、内観療法です。
この時期、私の症状は相当ひどかったです。
ときには身体が鉛のように重く感じられ、立って歩くどころか座っているのもきついくらいでした。
当時通院していたクリニックに相談したり、自律神経失調症の本を読んだりして、”内観療法”の存在を知り、試してみることにしたのです。
■ 内観療法とは
内観療法とは、浄土真宗に端を発する日本独特の療法です。
求道法のひとつである”身調べ”から、宗教的な色合いを取り除いて作られました。
いまでは精神修養を目的として、企業の新人研修に用いられることもあります。
(実際、私と同じ期間に内観を受けていた人の中には、企業から研修を受けるために派遣されてきた方もいらっしゃいました)
研修所のスタッフの方には、「自律神経失調症にも、テキメンに効く」と言われました。
期間中毎日、(私が滞在した研修所では)一日14時間、一人半畳ほどのスペースの中で、過去の人間関係を思い出し、自己洞察しました。
具体的には、まず母親(もしくは母親代わり)に対して、
○ 世話になったこと
○ して返したこと
○ 迷惑をかけたこと
を、子どもの頃から年代を区切って、思い起こします。
具体的に事実を調べ、その際、言い訳をしたり文句を言ったりしないようにします。
一通り調べ終えたら、父親、兄弟姉妹、配偶者、……、などに対して、同じことをします。
1セッションが2時間前後だったでしょうか、合間に数分の面接があります。
面接の際、セッション中に思い起こした事実、それに対して思ったこと考えたことを、述べます。
期間中、ほかの研修者とは一切話すことは禁じられています。
自分の内面へ向かっている心のベクトルが、外に出てしまうから、ということのようです。
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